初心者の為の株式・REIT投資入門解説

第4回:REITの管理

解説している若い男性解説者

今回はREITの管理について説明していきます。

不動産投資比較表の[3]をご覧ください。

直接不動産投資とREIT投資の比較表

直接不動産投資の場合は、不動産の購入・管理等を自分で手配する必要があります。一方でREITの場合は、資産運用会社で全てやってくれます。

高齢の男性質問者

REITは物件管理を資産運用会社がやってくれるので、楽でいいね。

自分で管理するのは大変そうだから、不動産投資初心者には都合が良いな。

解説している若い男性解説者

はい、しかし資産運用会社が全てやってくれる事はメリットだけではありません。

REITはそれらの業務を資産運用会社に委託するので、その分の費用がかかり利益が減ります。

一方直接不動産投資の場合は、投資物件を自分で探し購入・管理して、入居者募集を不動産屋に依頼したり、清掃したり時にリフォームしたりする必要があります。

そういった業務を自分でやる分、賃貸にかかる経費が少なくいので、利益率が高く取りやすくなります。

高齢の男性質問者

物件管理も全てやってくれるから、その分利益が少なくなるのは仕方ないね。

そういったのは色々と面倒そうだし、代行してくれるのは不動産投資初心者には助かるね。

自分で投資物件見つけてくるのは大変そうだし、そもそも不動産相場も分からないし・・・

あと先程のREIT構成図にあったスポンサーというのはどういう役割なんだい?

解説している若い男性解説者

AB不動産リートのケースの場合は、AB不動産がスポンサーとなります。

スポンサーは資産運用会社に対して、様々な不動産情報の提供します。

REITの仕組みの全体図

ただ、このスポンサーはに注意しなくてはいけません。資産運用会社はREITの利益を最優先しなければいけませんが、大株主の意向も無視はできません。

しかしスポンサー会社はREITを活用して、売れ残った物件をスポンサーの立場を悪用してREITに売却する可能性もなくはありません。

困っている高齢の男性質問者

え~それはいけない事ではないの?

困っている若い男性解説者

もちろん、いけない事です。各REITは利益相反行為がないか監視したり、コンプライアンス(法令順守)基準を策定して、その様な事がないように注意しています。

しかし人間が管理するものに完全なものはありません。可能性の1つとして留意する必要があります。

こういった事態に対処する為にも、投資する場合は1つのREITではなく、複数のREITに分散投資する事を検討する事も大事です。

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更新日:2019年01月15日

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