初心者の為の株式・REIT投資入門解説

海外投資について

海外投資は必要か?

 日本経済には様々なリスク要因があります。デフレであったり政府債務であったり人口減少であったりします。中でも最大のリスクは戦争です。 近隣諸国との関係が良好とは言えない現状、戦争リスクは無視できません。

 中でも北朝鮮は核兵器を保有し日々近隣国を恫喝しています。 世界的に見て日本は小さい国ではありませんが、経済基盤はいくつの都市圏に集中しすぎており核兵器の脅威に脆弱です。 日本にのみ投資する事は分散投資の観点から考えると、好ましい事とは言えないでしょう。

 もちろん海外投資はよく分からないから投資しない、という選択も十分アリです。 よく分からないものに投資するという事は、無視できないリスクです。 但しその場合でも、日本に集中投資するというリスクを負う事をという自覚する事も大事です。

海外投資するならどの国か?

 前項で解説した人口減や戦争勃発をに耐性がある国はどこでしょうか? ます思い浮かぶのはアメリカ合衆国です。アメリカは移民が増え続け人口の緩やかな増加が続いており、長期に渡る経済成長を享受しております。 法治や民主主義が日本よりも発展している事も有望な点です。広大な領土と圧倒的な経済力・軍事力、シェールガスなどの資源がある事も重要です。

 他の先進国はどうでしょうか?オーストラリアは広大な領土から産出される資源や、核を保有する敵対国がないなど比較的安定した先進国です。 ヨーロッパ圏の先進国にも有望な企業が多いのですが、ユーロの動向が予測し辛いところがネックです。

 発展途上国はどうか?発展途上国は先進国と比較して、情報開示が不十分であったりや法治国家でなかったり政治リスクが高くなりがちです。 民主化されてない国家は民主化クーデターが勃発する事もありえます。先進国に投資するよりハイリスクになる事は十分に留意する必要があります。

為替レート

 海外投資に付いてまわるリスクの1つとして為替レート、つまり通貨価値の変動があります。 投資する時は円高、そうでない時は円安である事が望ましいです。しかし為替レートの予測はあまりに多くの要素が絡む為、専門家でも予測困難です。

 長期的に見て、予測する為替変動幅を上回る経済成長ができる国を投資対象しましょう。 為替リスクを負いたくない場合は後述する為替ヘッジ付きの投資信託という選択もあります。

どうやって海外に投資するか?

 最近では海外企業に直接投資する事も敷居が低くなってきましたが、初心者にはまだまだ難しいのが現状です。 売買自体はそれ程難しくないのですが、海外の個別企業の情報取得は中々骨が折れます。 やはり最初は東京証券取引所に上場している海外ETFが比較的に簡単と言えるでしょう。

 為替リスクを避けたい場合は、為替ヘッジ付きの投資信託が候補に入るでしょう。但し為替ヘッジコストとして、日本円の金利と為替ヘッジする通貨の金利差を負担する必要があります。

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更新日:2017年08月13日

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