初心者の為の株式・REIT投資入門解説

株主総会と議決権行使

株主総会

 株式を所有すると、その企業の最高意志決定機関である株主総会の議決権がもらえます。 これは毎年開催される定期株主総会や、それ以外に開催される臨時株主総会で提案される議案に対する投票権です。

 議決権行使は株主総会に出向く以外にも郵送でもできます。企業によってはインターネットから投票することもできます。

 株主総会に出席すると、議決権行使の他に質疑応答の時間に株主として質問や提案をする機会もありますので、 興味があれば積極的に参加してみましょう。(時間も限られますので全員にその機会がある訳ではありません)

 また株主総会ではお土産を配る企業もあります。(但し昨今は株主公平の観点から取りやめる企業も増えております)

株主総会の開催日

 株主総会は決算期末の2~3ヶ月後位に開催されます。3月締め決算の企業は大体5~6月頃、12月締め決算の企業は大体2~3月頃になります。

議決権行使とスチュワードシップコード

 個人投資家の皆さんは議決権行使をしない方が多数派です。 これは経営陣が事前に大株主の白紙委任状などを取り付けてたり、機関投資家が最初から経営陣寄りであったりするなどしており、 個人投資家の意見可否はあまり重要視されず、会社提案の取締役選任などの議案が否決される事はまずありませんでした。

 しかし最近は金融機関や機関投資家にスチュワードシップコードというルールが浸透しつつあります。 これは[機関投資家は投資先企業価値の向上の為に積極的に行動しよう!]という行動規範の様なものです。(スチュワードシップコードの実施は強制ではなく、各機関投資家の判断に委ねられています)

 例えばROE(自己資本利益率)が低い・株主のへ配当が不十分である・買収防衛策が施行されている、といった企業価値向上に積極的ではない企業に対して、取締役選任などの会社提案に反対票を投じる機関投資家が増えてきています。

 議決権行使は郵送でもできますので、企業価値向上を目指して個人投資家の皆さんもドンドン議決権を行使しましょう!

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更新日:2017年08月19日
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